President's message
「派手さよりも、誠実さ。コツコツ続けることが一番の武器になる」
秋武林業株式会社の代表を務めております、秋武です。
私たちの仕事は、大型機械を海外へ安全に送り出すための「機械梱包」。
ガソリンスタンドの洗車機や産業用装置など、大型の精密機器を輸出する際、衝撃や水濡れ、湿度などから守るために、木箱の設計から製造、そして梱包作業までを一貫して担っています。
私たちは派手な仕事をしているわけではありません。
けれど、社会にとって“当たり前で必要な仕事”を、誰かが責任を持って支えていかなければならない。
その誇りを胸に、社員一人ひとりが自分の持ち場を守り、技術を磨き、会社の未来を築いています。


そして今後は、ただ目の前の仕事をこなすだけではなく、社員一人ひとりが「考える力」を持ち、より良いやり方を模索しながら、自分で動ける集団になっていきたいと考えています。
“常に考える” これは創業以来のスローガンです。
教えられたことをただ実行するのではなく、指示を待っているのではなく、受け取った知識を自分の中で一度考え、周りの状況から次の行動を先読みし、より良い方法を模索し続ける。
そうした姿勢を持った集団であり続けたいし、そんな意識を持った仲間を増やしと、これからも社会に信頼される仕事をしていきたいと思っています。
創業ストーリー(苦労 → 今 → 未来)
当社は兵庫県に本社を構え、長年にわたり木材梱包に関わる事業を展開してまいりました。
20年前、「愛知県にも工場をつくって、もっと近い場所からサービスを届けてほしい」というお客様の声を受け、名古屋事業所の立ち上げを決断。
その責任者として抜擢されたのが、当時24歳、入社2年目の私でした。
経験も知識も人脈もなく、仕入れ先にすらまともに取り合ってもらえない日々。
一緒に立ち上げを担ったベテラン社員たちも、慣れない土地で次々と離れていきました。正直、何度も心が折れそうになりました。
でも、お客様からの要望は続き、供給責任を果たさなければならないというプレッシャー、終わりのない問題と解決の連続。



「結果を出して、絶対見返してやる」という悔しさだけを胸に、寝る間も惜しんで働き続けました。
そんな苦しい時期を支えてくれたのが、今も会社の中核を担ってくれている幹部社員たちです。
彼らが入社してくれてから、少しずつ会社は安定し、関係者からの信頼も積み重なっていきました。
そしていま、私たちは新たなステージを見据えています。
地域から認知される会社へと成長しつつある今、さらに業界内での影響力を高め、より多くのお客様に私たちの価値を届けていくフェーズに入りました。
そのためには、もっと事業規模を広げ、もっと多くの仲間が必要です。
そして、今後入ってくる若い社員たちにとって、"ここで長く働きたい"と思える職場環境を整えることが、私の使命だと考えています。
働く環境・制度への想い
私たちが目指しているのは、「社員が安心して長く働ける会社」です。
それは、給与や待遇だけの話ではありません。
心身ともに健やかに、家庭も大切にしながら、やりがいを持って働ける環境を整えていくことが大切だと考えています。
たとえば、子どもの行事への参加を推奨しています。
運動会や入学式、卒業式など、家族の節目にはしっかり立ち会ってほしい。
また、休みが取りやすくなるよう、制度面でも改善を続けています。
設備面でも、休憩所の改修など、日常の働きやすさに直結するポイントを積極的に見直しています。
さらには、部署をまたいで経験を積めるようなキャリア制度も導入し、より総合的な知識とスキルを身につけられる環境づくりを進めています。
単なる作業者としてではなく、「考えられる職人」「多能工としての自分」を育てられる会社。
そんな風土を、私たちは真剣に作り続けています。
求める人物像

私は、目立つタイプより、地道に続けられる人を評価したいと考えています。
会社にとって本当に大切なのは、見えないところでコツコツ積み重ねてくれる人たちです。
アピールが上手じゃなくても、信頼と技術を積み重ね、いつの間にか会社の柱になっている。
そういう人が、秋武林業にはたくさんいますし、これからもそういう人を増やしていきたいと思っています。
だからこそ、求める人物像はとてもシンプルです。
- 素直な気持ちを持っている人
- 思いやりを大切にできる人
- 感謝の気持ちを忘れない人
- コツコツと物事を積み上げられる人
そして、自分の頭で「どうしたらもっと良くなるか」を考えられる人。
私たちは決して、楽な会社ではありません。
でも、社会に必要とされる仕事をしている、誇りある会社です。
そんな私たちと一緒に、誠実に歩み続けてくれる仲間と出会えることを、心から願っています。
